Heckler & Koch Mark23

全長245mm
重量1,210g
銃身長149mm
使用弾薬.45ACP
装弾数12発
生産国ドイツ

1989年、米特殊作戦軍(USSOCOM)は、OHWS(Offensive Handgun Weapon System: 攻勢用ハンドガンウェポンシステム)を構想します。

サイドアームとしてのバックアップではなく、メインウェポン(主武装)にもなり得るハンドガンを求め、.45ACP+サプレッサー+レーザーエイミングモジュール(LAM)を含む、システムとして調達を進めました。

1995年、Heckler & Koch(H&K)へ量産契約。1996年5月1日、MK23 Mod 0として最初の部隊に納入され、その際のシステム構成は、銃本体(MK23)、KAC(Knight’s Armament Company)製サプレッサー、Insight Technology製LAM(後にAN/PEQ-6として制式化)でした。

ショートリコイルブロウバックのDA/SAオートマティックで、口径は、サプレッサー使用に適した亜音速弾が標準装弾しやすい.45ACP。左右両側から操作可能なマニュアルセイフティーとマガジンキャッチ。デコッキングレバーを備え、コック&ロック携行も可能。

ポリゴナルライフリングのバレルは、先端のOリングでロッキングの一貫性を高めています。25mで約2インチのグルーピングを満たすマッチグレードの高い集弾性とともに、極端な温度・泥・砂環境での過酷試験や数万発の耐久試験をクリア。

MRBF(平均故障間発射数)は、求められている2,000発に対し、平均6,027発、最大で15,122発とされます。

大型の自動拳銃ですが、あなたの手で45口径の弾薬を実際に連射しながら、SOCOMがこの銃を採用した理由を想像してみてはいかがでしょう。